2017-10

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第49回読書会報告

第49回読書会の報告を致します。

題材は、宮沢賢治の生前唯一に刊行された童話集
『イーハトヴ童話 注文の多い料理店』に収録されている
「山男の四月」です。

吉田先生が担当してくださいました。

大きく、以下の四つのテーマでお話をしてくださいました。
①「買ふ」と「代ふ」の物語
②「かたち」の変化の物語
③弱者の感じる共同体への視線の物語
④山男と章魚と支那人の物語

まず、①に対しては、作品に登場する支那人の陳が物を売る場面のことで、
「買ふ」というのはお金のやり取り、「代ふ」というのは物々交換の意味を持ち、
時代の変化を物語っていることを話してくださいました。

②の場合は、雲の形が変わる描写から、山男の変化、
章魚の変化しやすいぐにゃぐにゃな形などを通し、①に続き、
変化を物語っていると指摘してくださいました。

③も②と関連し、山男の変化の中で、町に入るために木こりに化けたことや
その町における異邦人である支那人などから
姿を変えなければ、生きていられないよそ者たちの苦しみなども表されているということを
説明してくださいました。

④においても③とのつながりで、山男は山における怪しいもので、
章魚は海におけるあやしいもので、支那人は町における怪しいものだということから、
こういう怪しい人たちは、自分の正体が見破られたら、町にはいられない存在であり、
それは当時代における宮沢賢治の立場でもあるということを取り上げてくださいました。

それ以外にも、参加者たちが多くのコメントをしてくださり、
ありがとうございました。



第50回読書会の告知

今週の12月13日(金)は、
鈴木先生が北京外大に出張のため中止となりました。

翌週の12月20日(金)もまだ決まっていないので、
決まり次第、お知らせいたします。
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Author:事務局
  ●○文教賢治研究会とは○●
 「文教賢治研究会」は、文教大学越谷校舎に発足しました宮沢賢治の研究会です。会員は教育学部・人間科学学部・文学部の教員,非常勤教員をはじめ、大学院生、学部生、研究生、卒業生の総勢39名。(2011.8.25現在)
 教員、学生の枠を超えて日々ゆるやかに活動しております。

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