2017-07

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11/27 読書会報告


11/27に行われた読書会の報告です。

今回は、2015年度後期(秋学期)の読書会テーマ
「宮沢賢治と萩原朔太郎の比較」第三回目です。

担当は私、院生の土田です。
萩原朔太郎の「雲雀の巣」と宮沢賢治「小岩井農場」、
それから萩原朔太郎と宮沢賢治における「月」について
ゆっくり詩を読みながら問題提起をし、その後自由に意見交換をしました。

「小岩井農場」のパート9を取り上げ、「雲雀の巣」と比較してみると
歩き続ける賢治、蹲って巣を眺める朔太郎、
自然や雲雀の捉え方など非常に対照的な面も持ちながらも
「愛」や「性欲」に対する考え方や孤独感や自らの異物感・嫌悪感については
同じ悩みを持ち、似た部分も持っていても対処法の異なる二人の姿も見えてきました。
特に「愛」「性欲」問題については、正常に戻りたいと希う朔太郎と、
非常に堅固な自己抑制によって抑え込もうとする賢治の対比が
二篇の詩によくあらわれていました。

月については、賢治にとって月は聖なるイメージを持って描かれ
朔太郎には恐ろしいようなイメージで描かれているのではないかという指摘に対して
朔太郎にとって月は、自分を外へ、月のほうへと誘う怪しい存在ではないかという視点、
それから賢治の詩において月は詳細に、月齢なども明確に描きこまれるのに対して
朔太郎はその点はあいまいなまま「月」とだけ表現されるという違いも指摘されました。

盛んに意見を出し合い、にぎやかな会となりました。
参加者の皆様、ありがとうございました。

次回は12月11日(金)、16:30~
場所は今回と同じく文学演習室(1113R)です。
担当は大島先生、テーマは「朔太郎と賢治の田舎と都会」です。
資料はこちらで用意しますので、手ぶらで参加可能です。
ぜひ、ご参加ください。
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Author:事務局
  ●○文教賢治研究会とは○●
 「文教賢治研究会」は、文教大学越谷校舎に発足しました宮沢賢治の研究会です。会員は教育学部・人間科学学部・文学部の教員,非常勤教員をはじめ、大学院生、学部生、研究生、卒業生の総勢39名。(2011.8.25現在)
 教員、学生の枠を超えて日々ゆるやかに活動しております。

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