2014-11

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第61回読書会報告

第61回読書会の報告です。

今回は『春と修羅 第一集』の
「春と修羅」について
学生が発表によって口火を切る形で読み進めていきました。

「春と修羅」は詩集『春と修羅』の表題作でもあります。
専門的な語や宮沢賢治ならではの使われ方をしている語などが
これまで扱ってきた詩と比べても多く、難解な印象も抱かれがちです。
発表では宮沢賢治作品を読み慣れていない参加者のためにも
これらの難解な語の解説から入りました。

文の繋がり、言葉の修飾、波打って書かれている行のことなど
各人が自由に疑問提起や意見を述べていく形で
とても広がりのある会となりました。

「修羅」はこの詩のキーワードの一つです。
この言葉について、自分が修羅であることに自負や誇りがあるという読み、
それとは逆に引け目に、つらく思っていたという読みの二つが出され
「修羅」が非常にアンビバレントな性質をもって描かれていることに気付かされたのが印象的でした。

特に多くの意見が出されたのが波打つ行にみられる表記の問題と
時折登場する()の意味についてでした。
波打つ行は「春と修羅」を読むときに真っ先に目につく特徴ですが
この上がり下がりがどういった心情をあらわしているのか、
またはこの部分が節のついた「歌」だった可能性も指摘され
加えて波打っていない部分との違いは何なのかなど白熱した意見交換となりました。
()については一つの風景を二つの視点から見ており
もう一つの視点からの風景が()によって表されているのではないかという意見が出ました。

今回はまったく意見が尽きず、
この記事にはとても書ききれないほど意見の充実した会でした。
「春と修羅」がそれだけ深みと広がりのある作品だということかもしれません。

参加者の皆様、ありがとうございました。





次回(第62回)読書会について

【日程】 
12月12日(金)16:20~

【場所】
413教室

【扱う作品】
「春光呪詛」から「かはばた」までの詩
次回は参加者一人一人がひとつの詩を選び、
それについての感想や意見をかるく述べていく会にする予定です。


多くの方々の参加をお待ちしております。
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Author:事務局
  ●○文教賢治研究会とは○●
 「文教賢治研究会」は、文教大学越谷校舎に発足しました宮沢賢治の研究会です。会員は教育学部・人間科学学部・文学部の教員,非常勤教員をはじめ、大学院生、学部生、研究生、卒業生の総勢39名。(2011.8.25現在)
 教員、学生の枠を超えて日々ゆるやかに活動しております。

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